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GSX1300R ハヤブサ 隼 10万キロ メンテナンス 整備表 点検表


周りの隼ライダーは結構長く乗られている方が多く、
更にハヤブサを長く乗って頂ける為に作成しました!
自分は今9万キロ!(2011.2/7時点)

隼の説明書にはたったの(笑)24000kmまでしか掲載されていませんので
こちらに隼ライダーや先輩の協力を得て作成させていただきました。

*メンテナンス時期にはトゥーリング重視やレース重視などによって個人差もございます。
あくまで参考としてお使いください。

メンテナンス表には5000km区切りや3000km区切りのメンテナンス表がありますが
こちらではメジャーな方の3000km区切りのメンテナンス表にさせて頂いています。
走行距離  時間(月)  メンテナンス情報 
 500km  オイル交換
 1000km  1ヶ月  オイル交換、オイルフィルター交換
 3000km  3ヶ月  オイル交換(以後オイル交換は3000kmごとに交換(O))
 6000km  6ヶ月  (O)

オイルフィルター交換
(以後オイルフィルターは6000kmごと点検or交換(OF))

エアクリーナーエレメント交換
(以後エアクリーナーエレメントは6000kmごと清掃or交換(AE))
 9000km  9ヶ月  (O)
 12000km  12ヶ月(1年)  (O)(OF)(AE)

スパークプラグ交換
(以後スパークプラグは12000kmごと点検or交換(SP))
 15000km  15ヶ月  (O)
 18000km  18ヶ月  (O)(OF)(AE)
 21000km  21ヶ月  (O)
 24000km  24ヶ月(2年)  (O)(OF)(AE)(SP)

フロントフォークオーバーホール
(以後フロントフォークOHは24000km(2年毎)点検or交換(FFOH))

ついでにフロントフォークオイル交換
(以後フロントフォークオイルは24000km(2年毎)点検or交換(FFO))

リアサスペンションチェック
通常は分解できませんのでリンク部等の可動部のグリスアップ。
(以後リアサスペンションは24000km(2年毎)点検or
60000kmごとに交換(RSOH))

ついでにリアサスペンションオイル交換
(以後リアサスペンションオイル交換は24000km(2年毎)点検or交換(RSO))

エンジンクーラント液交換
(以後クーラント液は24000km(2年毎)点検or交換(C))

ブレーキフルード液交換
(以後ブレーキフルード液は24000km(2年毎)点検or交換(BF))

チェーン・前後スプロケ点検or交換
(以後チェーン・スプロケは24000km(2年毎)交換(CHE))
 27000km  27ヶ月  (O)
 30000km  30ヶ月  (O)(OF)(AE)
 33000km  33ヶ月  (O)
 36000km  36ヶ月(3年)  (O)(OF)(AE)(SP)
 39000km  39ヶ月  (O)
 42000km  42ヶ月  (O)(OF)(AE)
 45000km  45ヶ月  (O)
 48000km  48ヶ月(4年)  (O)(OF)(AE)(SP)(FFOH)(FFO)(RSOH)(RSO)(C)(BF)(CHE)

燃料系統、シール等も点検or交換
(以後燃料系統は48000km(4年毎)点検or交換(F))

クラッチホース、シール等も点検or交換
(以後クラッチホースは48000km(4年毎)交換(CH))

ブレーキホース、シール等も点検or交換
(以後ブレーキホースは48000km(4年毎)点検or交換(BH))
 51000km  51ヶ月  (O)
 54000km  54ヶ月  (O)(OF)(AE)
 57000km  57ヶ月  (O)
 60000km  60ヶ月(5年)  (O)(OF)(AE)(SP)(RSOH)
 63000km  63ヶ月  (O)
 66000km  66ヶ月  (O)(OF)(AE)
 69000km  69ヶ月  (O)
 72000km  72ヶ月(6年)  (O)(OF)(AE)(SP)(FFOH)(FFO)(RSOH)(RSO)(C)(BF)(CHE)
 75000km  75ヶ月  (O)
 78000km  78ヶ月  (O)(OF)(AE)
 81000km  81ヶ月  (O)
 84000km  84ヶ月(7年)  (O)(OF)(AE)(SP)
 87000km  87ヶ月  (O)
 90000km  90ヶ月  (O)(OF)(AE)
 93000km  93ヶ月  (O)
 96000km  96ヶ月(8年)  (O)(OF)(AE)(SP)(FFOH)(FFO)(RSOH)(RSO)(C)(BF)
 (F)(CH)(BH)(CHE)
 99000km  99ヶ月  (O)
 102000km  102ヶ月  (O)(OF)(AE)
以下繰り返しで、
エンジン等が不調でしたら、点検の上オーバーホール(OH)をお勧めします。

よくバイクに乗る方は走行距離優先でメンテナンスを行います。
あまりバイクに乗らない方は時間優先でメンテナンスを行います。

 メンテナンス内容  メンテナンス時期
 ドライブチェーン、チェーン清掃、給油    雨天走行後にチェーン清掃&チェーン給油
 たるんでいたら調整
 タイヤ交換
(以下と一緒に点検するのがオススメ)
・ハブダンパー交換
・軸のベアリング(カナリ重要!)
・タイヤエアの点検
・エアバルブ交換(案外忘れがち)
 *スリップサインが出たら交換
 #1交換時の注意
 ブレーキパッド交換  パッドが減ったら交換
 ブレーキローター交換  ブレーキローターが深く削られたら交換
 バッテリー交換  電気系統不調の時
 フロントフォークオイル交換OH  フロントフォークのオイルが漏れたら
 インナーフォークに油分が付着し、
 漏れているのがわかります
 交換時にステアリング上下のベアリング点検
 ステアリング上下のベアリング点検  3万キロに、点検or交換
 フレームとリアフレームの繋ぎ目  ガタつきが出たら点検or交換
 燃料フィルター交換  99-00年式はフィルタが詰まりやすいので清掃
 クラッチフルード交換
 ブレーキフルード交換
 2年毎、ブレーキフルードと比べて、クラッチフルードは
 汚れるのは早いです。
 またシールが悪くなり、そこから漏れたりします。
 エア抜きは必ず行う
 クーラント  減ったら、水をプラス、時々クーラントをプラス
 クーラント=クーラント&水、割合:50:50

リコール車種

*99‘00年式 GSX1300R隼 リコール
カムチェーンテンショナー(アジャスター)交換
対策済み車両はフロントフォーク繋ぎ目にOKステッカーが貼られています。

*08年式 K8 GSX1300Rハヤブサ
イグニッションスイッチ電気配線の不適切、断線
http://www.motomap.net/service/


11/2/25
対象車種ライダーには、はがきが送られてくると思います。
海外向けモデル「レギュレートレクチファイヤ交換」リコールにともなう無償交換について
*は数字またはXが入りますが対象とならない車両も含まれる場合が有ります。
対象車種  対象ナンバー 
 GSX1300BKAK8  JS1GX71B*82100011〜JS1GX71B*82100045
 GSX1300BKK8  JS1GX71A*82100188〜JS1GX71A*82101754
 GSX1300RK8  JS1GX72A*82100174〜JS1GX72A*82113592
 GSX1300RK9  JS1GX72A*92100370〜JS1GX72A*92105477
 GSX1300RL0  JS1GX72A*A2100005〜JS1GX72A*A2100174
GSX−Rも該当する場合がございます。
ご注意ください。

車検(2年に一回)
ユーザー車検についてはこちらをご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/viteiyu/26749536.html


 

 目次

#1タイヤ交換時の注意

 ならし運転(すり合わせ)

 隼によくあるイドリング低下

 ハヤブサメンテ、便利グッズ

 0G 1G 0G‘

 フロント&リア
スプリング圧、伸び側減衰力、圧側減衰力の調整

ご協力者




#1タイヤ交換時の注意

リアタイヤ2回交換に、フロントタイヤ1回交換ペースです。
使用状況にもよりますが、通常はリアタイヤが先に削れます。

タイヤ交換時にはハブダンパー、軸のベアリング、
案外交換されていないエアバルブ(自分もでした)の空気漏れはないか
(あれば交換)ステアリングの締め付けもチェックします。

軸のベアリングをチェックせず、自分自身は
恐ろしい目にあった事があります。

フロント軸のベアリングが振動で破裂し、ホイールそのものが
ベアリングの破裂した弾によって削られ、重症に陥った事があります。
この場合、ホイール自体交換です。

放置すれば、最悪の場合、フロントタイヤが走行中にはずれそうです。
フロントタイヤ辺りから、カラカラ、コロコロなどの異音がすれば
要注意ですが、タイヤ交換時に必ず見ていると、その心配はなさそうです。


*スリップサイン
タイヤの交換時を確認できるサインの事です。
タイヤが削れていけば、浅くなった部分と繋がります。
サイドの▲マークを辿るとあります。

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ならし運転(すり合わせ)1600kmまで

タコメーターの回転数
最初の800km  5500rpmまで 
800〜1600km 8000rpmまで
1600km〜 11000rpmまで
800kmまでの時では
3000rpm、次に3500rpm、次に4000rpmなど
細かく回転数をユックリ上げたりします。

ただ高いギアでは、そこまで回す機会がありませんので
低速ギアで無理をさせず、一気に回すのではなく、
慣らし期間ですのでユックリと回転数を上げていくイメージです。
高速道路走行中にはギアをあえて4速5速6速を
まんべんなく使い、確実にチェンジしながら走ります。
ギアの入りやすいバイク&入りにくいバイクの分かれ目の部分です。

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隼によくあるイドリング低下

隼によく起こる症状です。
ある程度はアイドリング調整ネジを回せばアイドリングは上がりますが
調整しても低い場合(スターターを引いても2000rpm上がらない)は
タンクを開けて、エアクリーナーをはずして
キャブレターの周りに付着したカーボンを
キャブ用スプレーを使ってウエスで拭けば、大変元気にアイドリングは回復します。

手順

エンジン等は勿論切って
まずシートはずしてタンクオープン


赤:手で外す


黄色:ネジ緩める(向こう側も)


エアクリ下→エアクリ取り外し


囲んでいる黒いのが汚れ、これが付着し、
空気が入りにくくなってアイドリング低下します。


キャブクリーナー、ウエスを使って取り除けば
(エンジンOFFでアクセルを開けてます)
そしてエアクリを取り付けて完全に元に戻して


エンジンON!アイドリングUP!

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ハヤブサメンテナンス、便利グッズ


・長いプラスドライバー
アイドリングを調整する時に大変便利です。
(99-01年式はアイドリング調整スクリューがあり、手動で調整可能)

長いドライバーはホームセンターで数百円ほどです。
99〜01年式のアイドリング調整ネジの場合は2500円ちょいかかりますが付ける事もできます。


・長いマイナスドライバー
伸び側減衰力、圧側減衰力を調整する時に大変便利です。
いつでも標準に戻せるように標準位置のメモも入れておきましょう。
以下参照。

フロント&リア
スプリング圧、伸び側減衰力、圧側減衰力の調整



・フクピカ等
これもあったら、待ち時間等を使って洗車もできます。


・盗難対策キー、チェーン

盗難対策には周りのバイクより多めのカギを!
自分は3つ付けてます。

ゴジラチェーン、ディスクロック、ディスクアラーム
特にディスクアラームは揺れがあればアラームが鳴りますので
カナリオススメです。

ディスクアラームを取るのを忘れて出ようとしても揺れを感知し
アラームが鳴って取り忘れ、そのまま立ちゴケは無いですよ。


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 0G 1G 1G‘

専門的な話になりますが
セッティング等をより詳しく知りたい方にはセッティング以前の事です。

0G、1G、1G‘とは

0G

 バイク荷重0、サスが伸びきった状態(吊り上げ)
 サスペンションの力が0の状態
 サスペンション伸切り状態

1G

 そのままバイクを置いたサス沈下量

 1G’

 バイクにライダーが乗った時のサス沈下量
要は、サスペンションのセッティングが
そのライダーの体重、乗り方等によって合わせると言う事です。

これらを『SAG(サグ)を取る』と言います。

1G 1G’については本、ネット情報、店等によって
意味が逆になる事がありますが、
ここでは今回色々教えて頂いた協力者と、
協力して頂いたセッティング等専門の店GMDさんの共通する
意味として使わせて頂きます。

これらを知る事によって、
自分の体重やそのバイクに合った
ベストコンディションのセッティングをする事が出来ます。
測定はガソリン満たんで以下の方法で測れます。
2人いれば測れます。

0G状態での測定方法  1G状態での測定方法  1G’状態での測定方法
伸び切り状態
バイクをスタンド等を使い、
前を浮かせて右写真@を測ります。
そして後も浮かせてAを測ります。
 スタンドを使わず
 バイクを持って立たせて
 静止状態
 同じく右写真@を測ります。
 そして後もAを測ります。
 ライダー一人乗る
 普段のライダー装備をして
 乗ってみます。
 足を軽く地面に触る感じで
 できる限り、自分の体重を
 バイクにかけましょう。
マスキングテープ等で印を付けると測りやすいです。

@露出部インナーチューブの長さ
 Aリアタイヤ中心軸〜上のカウル、適当な位置(マスキングテープ印)

沈み込み0Gから1G‘の沈下量を測りますので

1G‘沈下量は
0G−1G‘=1G‘沈下量

沈下量、適正値は約30%が目安です。
(乗り手にも寄ります)

隼の場合、フロントフォークストロークは
120mm(説明書、サービスマニュアル等に記載)ですので
120の30%で、36mm

また、リアホイルストロークは、140mmですので、
140の30%で、42mm

が通常の隼の1G適正値になります。

ただし、通常、フロントとリアの沈下量は同じにします。
なのでフロント、リア共に40mmにします。

これらは、ライダー、乗り手にも寄りますので
通常の測定では、こうなりますが、
乗り手のライダーがこれでは乗りにくいとなれば
それはそのライダーにとって乗りにくいセッティングになります。
ただ知識としては持って頂ければなと思います。

これらの調整は以下のフロントスプリング圧と
リアスプリング圧で調整します。


それから以下の細かいフロント、リアの
伸び側減衰力、圧側減衰力を調整しましょう。

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フロント&リア
スプリング圧、伸び側減衰力、圧側減衰力の調整

フロント、リア共に、スプリング圧、伸び側減衰力、圧側減衰力も
マイナスドライバー一本で簡単に調整できます。

時計回し:固くなっていく、ハード(H)
反時計回し:柔らかくなっていく、ソフト(S)

通常、ハードはレース
ソフトは狭路、旋回、Uターン、ジムカーナ等

勿論、こちらも乗り手のライダーにも寄ります。

自分は隼でジムカーナをする時、前後伸び側減衰力、前後圧側減衰力のみを
MAXソフトに調整するだけで、劇的に変わりました。
是非お試しください!

参考に、自分は通常、トゥーリング等は、平均体重より軽いので
フロント&リアの伸び側減衰力と圧側減衰力だけは
標準より一段階ソフトにしています。

フロント
スプリング圧

(隼サービスマニュアルから)
 トップブリッジ六角ネジ部分
 標準ポジション5

伸び側減衰力
 トップブリッジ上ネジ上部
 標準:最強Hから3クリック戻し

(調整ネジを止まるまで時計回し(MAX Hard)から
カチッ カチッ カチッで3クリック戻すと標準位置と言う意味)

圧側減衰力
 フロントフォーク
 標準:最強Hから9クリック戻し


リア

上赤丸:圧側減衰力
下赤丸:伸び側減衰力
以下参照

スプリング圧

(隼サービスマニュアルから)
 リアスプリング
 標準セット長183mm

伸び側減衰力
 チェーン、マフラー付近
 標準:最強Hから11クリック戻し


圧側減衰力
 リアスプリング上
 標準:最強Hから8クリック戻し
ご自身が乗りやすいように色々調整していくのも、バイクの一つの楽しみです。

トゥーリングなどでも標準位置わかるメモと
マイナスドライバー一本持っていって、損は無いと思いますよ!

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ご協力者

スーパー大工さん
すきま産業さん
トフボフさん
おスギさん
立ぶささん
バイクショップ J‘SONIA
GMDコンピュートラック

ご協力、本当にありがとうございました。
この場を借りてお礼申し上げます!

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